ミャンマーは国内での外国人従業員のビザ規則を緩和する

  • 2020年 9月 17日

ミャンマーは旅行制限の強化及び飛行機のキャンセルに対応するため、国内での外国人のためのビザ延長規則を緩和する。
投資企業管理局(DICA)は、外国人は今、既存のビザの有効期限が切れる5日前まで新たなビザ及び在留許可の申請をすることができると発表した。この変更は更なる通知があるまで有効である。
この動きは、COVID-19パンデミックによって引き起こされる旅行の不確実性を緩和するために行われるとDICAは述べた。
「DICAの発表により、ミャンマー内での新たなビザ及び在留許可の申請をより容易にし、外国人がビザ申請のために海外に行った場合ミャンマーに戻った時の隔離のリスクを軽減させる」と国外移住者コミュニティーの不確実性を緩和する新しい規則に期待する、ヤンゴンにあるLuther法律事務所の弁護士Fabian Lorenz氏はコメントした。
以前、当該申請は現在のビザの有効期限が切れる21日前までに提出しなければならなかった。
COVID-19発生を踏まえて、多くの国が国境及び空港を旅行者に対し閉鎖し、航空会社は飛行機をキャンセルしている。
ミャンマーにとって最も活発な地域空港ハブであるバンコクは、外国人乗客に対する厳しい制限を課した。シンガポールは短期訪問者の都市の州への入国又はトランジットを禁止し、香港のキャセイドラゴンは4月と5月のシンガポールーヤンゴン間のフライトを停止した。
これにより、ミャンマーで働く外国人従業員が海外でビザを更新することがますます困難になっている。ビザを更新しなければ、彼らは違法な状態に置かれるリスクがある。
同じ時期に、ミャンマーは一時的な制限措置の対象となる国のリストを拡大した。米国、スイス、イギリス、オランダ、オーストリア、ベルギー、ノルウェイ、スウェーデン、デンマークからの旅行者は、到着時に14日間の隔離の対象となり、全国籍の人たちに対しアライバルビザ及びE-ビザの発給が4月30日まで停止される。
ミャンマーは今のところ確認されたウイルスの症例は報告されていないが、5,300万人の人口のうち検査されたのは200人未満である。国は3月18日に、全ての外国人に対し陸路での国境を閉鎖した。
イギリス大使館は先週、ミャンマーを離れるようイギリス国民にアドバイスする旅行アドバイスを発表し、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ及びシンガポール市民もまたパンデミックが世界を席巻しているため非難している。
「世界的なコロナウイルスの大流行はミャンマーの医療施設に大きな圧力を与えることが予想され、日常的な看護を提供することができなくなる可能性がある」とイギリス大使館は声明で述べた。また、旅行制限及び飛行機のキャンセルのリスクについても言及した。
(Myanmar Times 2020年3月25日版 第5面より)