幼児ブランドKyarlayは75万米ドルの投資後押しを得る

  • 2020年 9月 18日

ヤンゴンに拠点を置く幼児用品企業Kyarlayは今週、ミャンマーへの投資拡大を目指す2つの成長ファンドから75万米ドルを調達した。
幼児用品を専門とする電子商取引及び配送プロバイダーであるKyarlayは、Emerging Markets Entrepreneurs及びUnited Managers Japan Inc.に株式を売却した。株式額は公開されなかった。
Kyarlayは昨年、ゲームサービスGarenaで働いていたカップルSoe Lin Myat氏及びNang Mo氏により設立され、第一子の出産予定の間に市場のニッチが満たされているのを見た。
「ヤンゴンでは、粉ミルクのような単純なものを忘れることは、店に戻るまでに往復1時間かかることを意味する」と、良心的な価格且つ高品質な幼児用品の選択肢に制限があることへの不満をNang Mo氏は説明した。
「私たちのような両親の大規模な市場があり、この市場が成長してきた事に気づいた」と彼女は付け加えた。
Kyarlayは、2018年10月に立ち上げられたミャンマーに焦点を当てた初期段階のベンチャーキャピタル企業Emerging Markets Entrepreneursにとって、これまでで最大の投資である。
民間投資家及びDutch Good Growth Fundによる支援を受け、同社は新興企業の成長を支援するため投資後の支援を提供している。そのポートフォリオには、田舎の「mom and pop」店舗、自動車プラットフォームCarsDB、デジタルアニメーション企業Jooskをターゲットとする電子商取引サイトEzayを含む。
「私たちは暫くの間Kyarlayを見てきたが、特に他者が新たな投資をためらうこの不安定な時期に、彼らを支援できることを嬉しく思う」とEmerging Markets Entrepreneursの取締役Hiitoshi Ikeya氏は述べた。
United Managers Japan Inc.は日本に拠点を置くヘッジファンドである。
Kyarlayはサウスオカラッパ地区に初めて店舗を開設し、最近2店舗目を立ち上げた。店舗は流通実践センターとして倍増する。
初期計画では、実店舗と共にアプリ、ウェブサイト、フェイスブックといったデジタルの存在を組み合わせた4時間のデリバリーサービスのため、商業都市全体に店舗を拡大する予定である。
長期計画では、ミャンマーの他のエリアに支店を拡大し、自社ブランドの製品を生み出すことであるとNang Mo氏は述べた。
しかし、デジタルフットプリントは既に急速に拡大している。資格を持つ医師からのアドバイスの定期的な更新を含む彼らのウェブサイトでは、現在数百万のアクティブユーザーを誇ると同社はいう。
ミャンマーは世界で最も若い人口が多い国の一つである。国連によると、人口の4分の1以上が10歳から24歳である。
多くの他の消耗品のように、ミャンマーにある認定された幼児用品の多くには限りがある。政府の最近の小売業界を解放する取り組みは、製品の入手可能性及び信頼性を向上させるだろう。
(Myanmar Times 2020年3月27日付オンライン記事より)