日本の建設機械リース会社であるミャンマーキナン社はオフシーズンに使われていない機械を使用するための本格的なトレーニング事業をミャンマー人オペレーター向けに立ち上げる。
日本の和歌山県に本拠を置くミャンマー現地法人であるミャンマーキナン社はこれまで顧客の建設会社や工場向けに実施していたトレーニングプログラムを商品化する。
同社によれば、2019年10月29日に最大100名の研修生向けの新しいトレーニング施設が商業首都ヤンゴン郊外のティラワ経済特別区に建設中のオフィスビル内に設置されるという。
同社はまた2020年、日本国際協力機構（JICA）と協力し、ミャンマーの建設省においてブルドーザー及び掘削機の操作の訓練を行う2年間のプロジェクトを開始する。
「毎年雨季の6月から9月にかけては建設工事件数の減少のために稼働率が低下する」とミャンマーキナン社の取締役であるNakazato Hirofumi氏が10月初め、日本の通信社に語った。
Nakazato氏はトレーニング事業により建設機械及び労働者の稼働が最適化されるという。
また資格制度の不備が事故を引き起こす原因となっていると述べた後、「将来的にはミャンマー政府と協同し、ミャンマー国内における安全と品質を確保するための事業者向けの基準の作成を支援したい」とした。
2015年12月に設立されたミャンマーキナンにはミャンマー国内に4つの拠点があり、約130種類の建設機械を約1,000台所有している。
（Myanmar Times 2019年10月28日版　第3面より）