YSXは多くの外国取引を見て、より多くの上場を引き出すための対策を発表する

  • 2020年 10月 05日

ヤンゴン証券取引所(YSX)の株式を購入する外国人数が、先月ミャンマーで初めて外国人の取引が許可されて以降増加している。
外国人の購入に後押しされ、現地証券取引所での活動はCOVID-19の発生にも関わらず持ち直していることがYSXのデータで示された。
3月22日から4月20日の間に、外国人はFirst Myanmar Investment Public Co (FMI)の株式を合計2,002株、Myanmar Thilawa SEZ Holdings (MTSH)の株式を合計4,460株買い込んだ。
これは、ミャンマー証券取引委員会(SECM)が2019年7月に、外国人個人がYSXに上場している企業の株式の最大35%に投資することを許可すると述べている通知を発行した後に来た。
「COVID-19の流行はあるが、未だミャンマーに住んでいる一部の外国人は市場で株式を購入している。見通しを予測することは困難であるが、これら外国人は依然としてミャンマー経済の未来を信じていると推測することができる」とYSXの上級幹部Thet Tun Oo氏は述べた。
YSXに上場している全5社の株式は、4月初めと比較して4月20日締めで値上がりしている。
それでも、今年のこの流行により4年目となる証券取引所での取引を発展させ深化させる取り組みが妨げられた。
先月YSXへの6社目の上場となる予定だった物流プロバイダーのEver Flow River Groupは、ウイルスが原因で上場が遅れた。一方、YSX上場企業全5社の株式は、3月23日に国内で初めてCOVID-19の症状が検出されて以来大幅に減少している。
投資家の関心を維持するため、YSXは証券取引所に上場するための申請が通らなかった企業が再申請する際に、再検証のための費用を支払わなくてよいとするとThet Tun Oo氏は述べた。
「流行の間、企業は困難に直面している。そのため私たちは再申請時の手数料を免除することを決定した。企業は最初の申請提出時に手数料を支払っているため、再度支払う必要はない」と彼は述べた。
YSXに上場するには、企業はSECMにより規定された基準を満たさなければならない。その後企業とその申請が審査され、基準を満たしているかどうか確認される。基準を満たせなかった場合、申請は却下される。申請のための手数料は100万チャットである。
Ever Flow River Groupに加えて、3社(Myanmar Agro Exchange Public Co., Ltd及びMyanmar Agribusiness Public Co., Ltd及びGreat Hor Kham Public Co., Ltd)がYSXへの上場のための承認を待っている。
今のところ、Ever Flow River Groupのみが申請を提出している。他の3社は依然として準備中であるとThet Tun Oo氏は述べた。
しかし、これら既に上場している企業の開示要件も厳しくなっている。
4月2日に、YSXは経済状況を明確にするためミャンマーの上場企業に対してインストラクションを公開した。
「上場企業は定期的に株主に情報を開示するが、現在はパンデミックによる潜在的リスク又は影響等の追加の詳細を開示するよう指示している」とThet Tun Oo氏は述べた。
インストラクションは、上場企業は随時パンデミックの潜在的な影響を通知しなければならず、半期の財務報告の公表に遅れる可能性がある場合はYSXに事前に報告しなければならないと述べている。
(Myanmar Times 2020年4月21日付オンライン記事より)