商業省下のミャンマーの貿易促進機関MyanTradeは10月21日に、国内企業及びその国際取引業者間の貿易をより促進するため、新たなウェブサイト( www.myantrade.gov.mm)を立ち上げた。
同ウェブサイトの主な特徴と機能には、海外展開を希望している国内企業及びミャンマー製品の調達を求めている外国トレーダーのための情報、ガイドライン、ライブチャットが含まれる。
「これは、国内企業の競争力を維持し、COVID-19渡航制限の中、人々がミャンマーとのオンライン取引に関する情報にアクセスすることを支援する。私たちは継続的にウェブサイトの更新を行い、貿易異業者が接続し事業を行うための仮想マーケットプレイスもまた設定されるだろう」とMyanTradeの局長Naw Mu Ta Kapaw氏は述べた。
これは、蜂蜜やコーヒー等の職人技により現地で生産される商品に対する欧州、米国及び日本からの国際的な需要が高まっている時に来た。
現在、大使館を通してミャンマー漆器を海外に宣伝するための取り決めが行われている。「漆器製品は旅行客の減少により、今はほとんど売れていない。ミャンマーの手工芸品事業を海外に展開するためには国内企業と協力する必要がある。これはまた、2020年から2025年までの国家輸出戦略の一環でもある」とMyo Thu副局長は述べた。
「MyanTradeが提供する情報サービスは、国内企業にとって外国市場への拡大に関する知識のギャップを少なくすることの手助けとなる。また今年は、輸出促進のためのプラットフォームとしてのサービスも提供する」とミャンマー商工会議所連盟の副会長Maung Maung Lay氏は述べた。
貿易促進機能のオンラインへの移行は、デジタル化及び貿易促進のため政府により講じられた一連の措置の最新のものである。
来月、ミャンマーは全ての事務作業及び支払いをデジタル化することを可能にするオンラインポータルを開始する予定である。輸出入許可の申請及び支払いといった行政手続きがMyanmar Tradenet 2.0ポータルでオンラインで行うことができるようになり、書類もまたデジタルで発行される。
80億米ドル以上に相当する輸出入許可が既にパンデミックの第一波以降、オンラインで発行されており、全ライセンス申請の約70%がデジタルで処理されたと商業省貿易局のダイレクターMin Aung Ayes氏は先月ミャンマータイムズに語った。料金の支払いは、Myanmar Payment Unionでオンラインで行うことができる。
ミャンマーは2019-2020年度の貿易収入の目標額を上回り、330億米ドルの目標に対して360億米ドル相当の取引量に達した。
同期間中、輸出は174億米ドルと推定され、輸入は188億米ドルに達した。2018-19年度と比較して、輸出は8億5,100万米ドルの増加を示し、輸入は10億米ドルの増加を示した。ミャンマーの外国取引は、前年比で10%以上拡大している。
ミャンマーは主に農作物、動物製品、鉱物、林産物、完成工業品を輸出し、資本財、中間財、衣料品、消費財を輸入している。
(Myanmar Times 2020年10月27日付オンライン記事より)