ミャンマーとタイは陸上貿易促進のための合意を締結する

  • 2019年 8月 09日

ミャンマーとタイ間の陸上越境貿易は、両国間の商品輸送促進のため、両国の自動車の越境を許可する合意後の7月末に正式に開始される。
1年前に始まった協議に続く合意により、ヤンゴン(ティラワ)-ミャワディ -メーソット-バンコク(レムチャバン)ルートでの陸上輸送のため、両政府は物流会社にライセンスを発行する。
合意に基づき、各国100台の自動車にルートに沿って越境し、商品を輸送するための1年間パスを暫定的に付与する。全てのタイの自動車を税関検査のためティラワで停止させると同時に、タイのメーソットで同様の税関検査が実施される。
運輸通信省の道路管理局副局長Win Hlaing氏によると、ミャンマーは既に40台のトラックに国際越境オペレーター(ICBO)ライセンスを発行している。同初期段階で他の21台にライセンスが発行される予定である。
Win Hlaing氏は、ミャンマー側からは物流会社3社-MK Transportation、Hercules Logistic、Resource Group Logistic-が国境を越えて商品を陸上輸送する許可を与えられていると述べた。
ミャンマーはこの陸上越境貿易のためタイと合意を締結した、国境を共有する最後の国である。タイは他のメコン近隣諸国全てと同様の貿易を許可する合意を締結している。
「ミャンマーからの自動車は税関検査のためメーソットで停止され、その後商品の積み下ろしを行うレムチャバンに行く」とWin Hlaing氏はミャンマータイムズに語った。
同様に、タイの自動車はヤンゴンに近いティラワ特別経済特区にアクセスできるようになる。自動車は指定ルートでのみ走行を許可される。
ミャンマー国際貨物運送協会会長Aung Khin Myint氏は、この合意はティラワ特別経済特区にのみ利益があり、ヤンゴン及びミンジャンの他の内陸港には何も利益をもたらさないと述べた。
越境貿易を監督する省庁は、これは商品の迅速な輸送を促進することができるとして更なる規制の緩和についてタイ側と話すべきであると彼は述べた。
「ミャンマー側もまた、合意したルート以外のルートもタイの自動車が使用することを許可されるよう動かなければならない。私たちは今、タイの自動車がティラワのみに行くことができるのと同様にレムチャバンにのみ行くことができる」とResource Group LogisticのオーナーAung Khin Myint氏は語った。
彼はまた、これは商品の積み下ろしを待っている他の自動車のさらなる遅れを引き起こす可能性があるとして、終点での商品の積み下ろしに遅れがあればタイ側と協議を重ねなければならないと述べた。
「全てが上手くいけば何も問題ないが、苦情がある場合、遅延の問題に対処しなければならない」とAung Khin Myint氏は述べた。
(Myanmar Times 2019年6月12日版 第4面より)