投資企業管理局(DICA)によると、イタリア企業がタニンダリ地域のコータウン区に320万米ドル相当のホテルを開発する計画の許可を得た。
この計画は国内企業であるミャンマーグリーンセンチュリー社との合弁事業として実施されるとDICAのKyaw Win Tun所長がミャンマータイムズに語った。
ミャンマーグリーンセンチュリー社は、コータウンのBokepyin地区Kyun Mei Gyi島の6.8ヘクタールに及ぶ土地にホテルを建設する。
「長期間に及びイタリアからの投資はなかった。今、イタリアはミャンマーの観光事業に再参入する準備を進めており、これは観光事業にとって良い兆候である」とミャンマー観光ガイド協会のAungTun Lin会長が述べ、コータウンは過去においてイタリア人に人気の観光スポットではなかったと付け加えた。
しかし、イタリアはミャンマーにおける観光事業により興味を示し始めた。2018年、ミラノに本拠を置く航空会社Neos Spaがミャンマーに対してボーイング767機の就航を始め、ヨーロッパからミャンマーに就航する初の航空会社となった。フライトは週一度、ヤンゴン国際空港に到着するまでにベトナムのフーコック島を経由する。
ホテル観光省によると、2019年1月から7月の間の7か月間でイタリアからミャンマーへ訪れた観光客は9,690名に及び、2018年同時期と比べて22パーセント増加したとのことである。
本合弁事業ではコータウンにおけるホテル事業の許可をミャンマー投資委員会から得たが、開発に関する詳細はまだ提出されていないと、コータウンホテル観光管理局のArkar Tun局長補佐は述べた。
過去、戦勝地として名を馳せたコータウンはミャンマー最南端の町である。コータウンはまたミャンマーの全ての巡航の拠点である。また、ダイビングスポットとして人気があり主に近隣のタイから毎年30万人以上の観光客が訪れるMyeik群島への日帰り旅行の拠点でもある。
観光事業従事者によると、観光客に最も人気が高い島はNacleod島(Jhayin Khwa島)Tha Ye島、Cock Comb島、Lampi島、Nyaung Oo Phee島、 Hlaing Gu島、 Done Waterfall and Bo Cho島である。
「観光インフラの不足のため、Myeikへの旅行費用は非常に高額である。開発はホテル産業にとって良いことだ」と当地の起業家は話す。
ホテル観光管理局長によると、近年、10社以上の旅行代理店がコータウン区で事業を運営しており、9か所のホテルで合計約500室が営業許可を受けている。
(Myanmar Times 2019年8月29日版 第4面より)