ミャンマー中央銀行(CBM)は、無担保貸付業務を管理したいと考え、年間クレジットカード金利を13%から20%に引き上げたと、CBMの関係者はミャンマータイムズに語った。
ミャンマー中央銀行は4月24日に、銀行はクレジットカードの金利を最大20%に変更することができると発表した。
「クレジットカードの使用は、無担保融資に分類される。クレジットカードの取得はリスクが高いと考えられているため、管理することでさらに体系的にしたいと考えているとCBMの金融機関監督局の局長であるThan Than Swe氏は話した。
クレジットカードは、発行銀行によって異なるが、利用者が45日から50日の規定期間内に返済すると仮定すれば、一種の無利子ローンと見なすことができる。
CBMは、担保ローンに対して最大13%の融資金利を設定している。先月まで、クレジットカードによる支払いの遅れに対する年間金利も13%で、クレジットカード保有者の数が増えていた。
しかし、多くの利用者は依然として無利子期間内にクレジットカードの請求を支払うことができず、銀行はしばしばクレジット保有者に彼らの借金を清算するように促す発表を出した。
「クレジットカードや普通のローンでは、返済の遅れの問題が世界中に存在する。この問題は、わが国のほとんどすべての銀行が直面している。私たちに出来ることは、クレジットカードの借金を最小限に抑えるための解決策を見つけることである。以前の延滞返済の金利は13%で、担保付ローンの貸出金利と同じであった。CBMは、クレジットカード・ローンに担保がないために金利を引き上げたとCB Bankのカード部門責任者であるZeyar Aung氏は話した。
Zeyar Aung氏の推定によると、現在、ミャンマーでクレジットカードを使用している人々は50万から60万人いて、そのうち20%から25%は遅延損害金が発生している。
「CB Bankには、約5万人のクレジットカード利用者がいる。そのうち約25%が期限内にクレジットカードの借金を返済することができない」とZeyar Aung氏は話した。
CBMは今年、より多くの借り手に手を差し伸べることを目的として、無担保でより多くのローンを発行し始めた。無担保ローンの最大金利は16%である。
(Myanmar times 2019年5月1日版 第4面より)