ミャンマー事業環境指数2020(MBEI)によると、ヤンゴン、ザガイン、バゴー、ネピドーがミャンマーで事業を行うには最適な環境として台頭した。
アジア財団は12月11日に、MBEI2020を公開した。今年の報告書は、2019年に初めて発表されてから2回目である。MBEIは主に、ミャンマー全国の事業のし易さに関する実業家の認識を評価する調査である。結果はミャンマーの各州及び管区の指数を作成するために分析され、事業のし易さを評価するための指標を確立する。
MBEIは10の副指数で構成されており、初期費用、政府の透明性、土地へのアクセス、適切な熟練労働者の雇用可能性等の事業環境の特定の側面の指標である。各副指数は153の指標で構成されている。
MBEI2020の調査結果は、民間セクター開発のためのミャンマーの現地ガバナンスが改善されていることを明らかにした。
一部の事業環境の側面は、他の側面によりも改善している。10の副指数のうち7つは改善を示し、法律及び秩序という一つの側面だけが低下した。チン及びシャン州は、報告書で最下位だった。
MBEI2020はミャンマーの州及び管区間の事業活動状況を比較することができるのに加えて、各州及び管区内の特定の洞察を提供する。同指数は各州及び管区の長所と短所を示しており、政府の意思決定者、企業、国民が事業を開始し成長させるためのより良い場所に各州及び管区をするための進捗状況を追跡することができる。
「全体として、ミャンマー企業政府は改善が見られた」とMBEI2020調査を率いたMark McDowell氏は述べた。
カチンが初期費用が最も高く、ラカインが最も低かった。カヤーは土地へのアクセスとセキュリティに関して最も高いスコアを出し、モンが最下位だった。登録規制に関しては、バゴーが最も高く、タニンダーリが最も低かった。カインが賄賂の額が最も大きく、マンダレーが最も少なかった。
インフラはヤンゴンが最も良く、ラカインが最も悪い、競争バイアスではザガインが最も良くシャンが最も悪い、環境コンプライアンスではモンが最も良くラカインが最も悪い、適切な熟練労働者の雇用可能性ではマンダレーが最も良くシャンが最も悪かった。法の原則ではバゴーがトップに躍り出て、カヤーが最下位だった。
各地区を調査した結果、ヤンゴンのラインタヤー及びTaikkyi、ネピドーのPyinmana、バゴーが事業を行うには最も適した場所だった。
同結果は、全国85地区の5,605企業の調査に基づいている。
(Myanmar Times 2020年12月15日付オンライン記事より)