保険協会はCII資格を導入する

  • 2020年 5月 18日

ミャンマー保険協会(MIA)は、イギリスの勅許保険協会(CII)の資格プログラムをミャンマーに導入する。
2つの業界団体は昨年後期に、MIAが4月以降にCII資格試験を実施する契約を結んだ。
CII試験は4月と10月の年2回開催される。ミャンマーの受験者はCII試験のために海外に行く必要はなくなり、国内で登録し試験を受けることができる。
2019年11月の自由化以来のミャンマーの保険分野の重要な課題は、多国籍保険会社と合弁事業の急速に拡大する事業を支援する有資格専門家の不足である。
MIAのAung San氏は、新生業界のこれら働きによりヤンゴン及び国内の他の場所でCII資格を取得できるようになり、同分野の能力開発及び教育のための重要な段階となると述べた。
「CIIは創立120年を超える保険機関のトップのうちの一つである。この資格は国際的に高く評価されている」。
「業界に多くの専門的な資格を持つ人材がいる場合、保険会社の品質及びサービス、他の保険関連サービスの向上に確実に貢献するだろう」と彼は本紙に語った。
ミャンマーの保険は依然として発展初期段階にあるため、保険専門家の能力は厳しく制限されている。2か月前まで、ヤンゴン南部にあるティラワ特別経済特区でライセンスを付与された日系保険会社3社を除き、外国保険会社がミャンマーで運営することはできなかった。
業界が成長するために、企業はコミュニティを促進し働きかけるため主要都市だけでなく農村地域も含む全国に保険代理店があることが必要である。ミャンマーの保険普及率は世界でも最低水準である。
昨年政府は5つの外国保険会社及び6つの合弁会社に国内市場で運営するためのライセンスを付与し、ミャンマーで初めて外国完全所有の保険会社にライセンスが与えられたとして注目された。
British Prudential、日本第一生命、Hong Kong AIA、USChubb、Canadian Manulifeは現在完全所有子会社で生命保険を提供している。
損保ジャパン日本興亜損害保険、東京海上日動火災保険、三井住友海上損害保険は一般的な保険を提供するために現地パートナーと合弁会社を設立し、太陽生命保険、Thai Life保険及び日本生命保険もまた現地との合弁会社を通じて市場に参入した。
ロンドンに本社を置くCIIは、保健及びファイナンシャルプランニングの専門職に対する公衆の信頼を築くことに専念した専門機関である。CIIはまた香港、ドバイ、ムンバイにオフィスを有しており、メンバーシップサービス及び専門能力開発を提供している。
(Myanmar Times 2020年1月27日版 第4面より)