ミャンマー中央銀行(CBM)は国内でのノンバンク金融機関(NBFI)の設立、運営及び事業実施を対象とする新たな規制を発表した。
「同指令はNBFIを規制し、金利の設定を含み中央銀行の範囲内で体系的に運営することを確実にすることを目的としている。彼らは活動が管理されることを意味する」とCBMの副総裁Soe Min氏は述べた。
2021年通知第1号は、NBFIの設立を意図して設立された法人及び金融、リース及びファクタリング活動に従事するNBFIに適用される。
これら企業がミャンマーで事業を行うには、CBMに登録証明書を申請する必要がある。通知は、申請者はミャンマー会社法に基づき設立された企業である証拠及び払込資本金の資金源を証明する情報を含む申請に必要な書類が記載されている。
同通知はまた、CBMが登録証明書を取り消す状況についての記載も含まれている。これらには、登録証明書を受領した日から12か月以内の商業活動の開始への違反、NBFIの事業活動以外の活動の実施が含まれている。
NBFIは、利息、遅延利息、ローン貸付に関連する手数料を本店及び支店で毎日明確に表示しなければならない。
金利の支払いはローン期間中の各支払い期間の元本残高の合計に基づき計算される。
2021年通知第1号によると、NBFIは現在CBMに貸付レートに関する定期的な報告書を提出する必要があり、また会計年度末から3か月以内に、CBMに外部監査官により監査された財務報告書の写しを提出する必要がある。
2016年以降CBMによりライセンスが付与された28のNBFIのうち、2社は取り消されている。First Collaborative Finance Co Ltdは2020年8月に、1年以内に商業運営を開始しなかったとしてライセンスを取り消された。
12月にCBMはZ Corporation Co Ltdのライセンスを、中央銀行から何度も警告を受け取ったにも関わらず、取引の不足、不適切な事業構造、脆弱な会計手続き及びこれら懸念への対処を行わなかったとして取り消した。
(Myanmar Times 2021年2月1日付オンライン記事より)