HIS Markitの最新のPurchasing Manager Index (PMI)調査データによると、ミャンマーの製造業はコロナウイルスの症例の急増に対処するために導入された新たなロックダウン措置により、9月は大きな打撃を受けた。
工場に対する2週間の閉鎖及び必須サービスリストに記載がない従業員の在宅勤務のインストラクションを含む措置は、製造業の回復の開始を止めた。
「新たなロックダウン措置がコロナウイルスの症例の急増に対処するために課されたことにより、9月はミャンマーの製造業に突然の逆転を告げた。多くの企業が一時的な工場閉鎖及び労働者の帰郷を報告し、第一波中であった今年初頭を繰り返している」とHIS Markitの経済ダイレクターTrevor Balchin氏は述べた。
ミャンマーのPMI指数は、8月の53.2、7月の51.7から、9月には35.9に低下した。
指数は0から100の間で変化し、50を超える表示は前月と比較して購買活動が全体的に増加していることを示す。50未満の指数は、全体的な減少を示す。
今のところ影響は、PMI指数がたったの29だった4月に見られた記録的な事業状況の悪化ほど深刻ではない。
依然として、購買活動、生産量及び新規受注といったPMIを構成する5つの要素のうち4つは、サプライヤーの納期を除いて9月に悪い方向性の影響を受けている。製造業の生産は、ヤンゴンやマンダレーといった主要管区の工場の一時閉鎖に伴い、9月に大幅に減少した。
新たな規制が導入される中、国内需要は鈍り、国際需要もまた冷え込んでおり、マネージャーはインド、タイ、ベトナム、カタールを含むアジア市場からの需要が減少していると報告している。
多くの工場が9月に一時的に閉鎖したため、同セクターの全体的な雇用水準も急激に低下している。
(Myanmar Times 2020年10月5日付オンライン記事より)