商業省は、ミャンマーにおけるCOVID-19拡大阻止のための社会的距離を確保する取り組みの一環として、2020年4月1日から100種類以上の品目の輸出入許可を発行するためのオンライン手続きを完全に採択すると発表した。
「この動きは混雑状況を避けることを目的としているが、最初は実施の困難が予想される。対処するために、完全オンラインシステムの改善が必要である」と商業省の書記官補佐Khin Maung Lwin氏は述べた。
「私たちは大きな健康上のリスクに直面しているため、この動きは企業にとってだけでなく病気を予防する面でも良いことであり、許可の発行速度が向上することを期待している」と事業主のSan Main氏は話した。
「オンラインでの許可申請は全ての種類の品目で利用できるわけではないが、必需品の大半はオンラインで申請できる。国が病気拡大を抑制する努力を行っているため、良い兆候である」と彼は述べ、この動きを支援した。
統計品目番号(HS Code)と呼ばれる取引される製品を分類するための名前及び番号が国際的に標準化されたシステムの91分野の中で、医薬品、病院のための医療供給、消耗品、化学肥料、パーム油、油製品、その他が分類に含まれている生活必需品の73分野について4月1日に完全オンライン申請が開始する。
商業省によると、企業はウェブサイトwww.myanmartrade.com.mmで申請フォームに記入することができる。
省の広報担当者は、企業はシステムを使用するためにまず登録する必要があり、支払はMyanmar Citizen Bank(MCB)の電子商取引制度を通した支払となり、Myanmar Payment Unionの電子商取引制度を通した支払についても努力が続けられている。
関連する電子データは関税局に送られ、オンラインで発行される許可のためミャンマー電子通関システム(MACCS)で試運転される。オンラインで申請するために、企業はMyanmar TradeNetメンバーシップに加入し、セキュリティのため携帯にGoogle Authenticatorをインストールし、Myanmar TradeNetアカウントをGoogle Authenticatorと連携させ、MCBに口座を開設する必要があると広報担当者は述べた。
(Myanmar Times 2020年4月2日付オンライン記事より)