Wave Moneyはミャンマー国内における中小零細企業の発展を促進するためYoma銀行の協力を得たと公式発表した。
本連携を通じ、Yoma銀行はWave Money代理店に無担保の即時融資を提供し、より生産的に事業を運営できるようにする。
Wave Moneyは通信会社Telenor及びYoma銀行の合弁会社であり、全国の代理店ネットワーク又はWaveモバイルアカウントを介しモバイル金融サービスを提供している。
Yoma Bankによると、Wave Money代理店は担保を必要としないSMART Creditローンに迅速かつ簡単に申請することができる。SMART Credit Plusローンの金利は16%である。
Wave Money代理店は一営業日中に支払われる融資をオンラインで申請でき、中小企業向けのデジタル融資はミャンマー国内初のものだとYoma銀行のデジタル融資部門のWar War Aung氏は述べた。
融資総額はWave Moneyの取引総額に基づきオンラインで申請されるので、銀行の実店舗に出向く必要がなく、担保、保証人、詳細な書類等も必要ない。Yoma銀行の融資資格を維持し続けるためには毎月の最低取引額を超える必要がある。そのため、活動していない代理店は融資システムを利用できなくなる。
これまで、Yoma銀行は8,000以上のWave Money代理店に対し400億チャット以上を支払ってきたと、銀行のデジタル融資責任者であるJason Loughnane氏は述べた。
Wave Money及びYoma銀行は2016年8月にミャンマー初のリアルタイムモバイルウォレットから銀行への連携の提供を開始した。これにより、Wave Moneyウォレット利用者はYoma Bankの口座に即座に資金を移動できるようになった。
融資を受け取った代理店は、Yoma Bankの口座からWave Moneyウォレットに即座に資金を移動することができ、物理的な入金又は出金取引を行うために外出する手間を回避しつつ、顧客のためにより多くの取引を処理できるようになった。
(Myanmar Times 2019年9月20日版 第8面より)