公共輸送会社が株主により紛糾

  • 2020年 1月 20日

2019年10月30日にYangon Urban Public Transportation Company(YUPT)の年次株主総会が開催されたが、配当の欠如及び責任の所在の選択について蜂起した株主によって紛糾した。YUPTはヤンゴン地方自治体による350億ミャンマーチャットの投資により、Yangon Bus Service(YBS)の下、19のバス路線及び1349台のバスを運行している。
代表取締役が政府によって指名されていることに不服であるとする株主によって、同社の二度目の年次株主総会が紛糾した。
YUPTの取締役会は9人の取締役から成り、4人は政府によって直接指名され、あとの5人は会社株主により選任されている。
しかしながら、株主たちは代表取締役について不満を表明し、代表取締役が公共輸送及び企業運営の経験を持たないことに不平を述べている。
「我々は3年間全く配当を得ていないが、代表取締役や取締役たちは毎月高額の給与を得ている。株主と面談するよう我々は幾度も要求したが、拒否された。更に、180台以上ものバスが故障のために会社の敷地内に駐車されており、走行できない。これは代表取締役が事業をうまく運営できないということを表している」と、YUPTの株主の一人であるHtun Oo氏は言う。
株主たちはまた、代表取締役は彼の権限を更に強くしようとしており、株主から選任された取締役たちを排除しようとしていると強く主張する。株主たちは、会社の取締役である地方議員の妻が彼女の地位に要求される経験を欠いているとも述べている。
2016年、以前の公共輸送サービス(口語的にMa Hta Thaとして知られていた)は変更されYBSになり、通勤者に対してより良い公共輸送サービスを提供するよう協力することをヤンゴン市長は要請した。また、我々がそこから配当を得るとも彼は述べた。だからこそ我々は協力した。しかし、我々は配当をまだ得ていない」と、また別の株主であるHtein Win氏も述べた。
YUPTはヤンゴン地方政府が投資した350億ミャンマーチャット以外に、290人の株主から56億3,000万ミャンマーチャットを投資されている。ほとんどの株主は旧Ma Hta Tha公共輸送システム化のバスサービスオペレーターである。
「我々は政府により指名された取締役会に反対しているわけではないが、彼らは事業運営に値する経験又は能力を持っていなければならない」とHtun Oo氏は言う。
合計162人の株主たちが現在の代表取締役に対する不信任を表明する書面に署名し、国家顧問、大統領及びヤンゴン地方議会に送付を済ませた。
「我々は公共輸送事業に35年間携わってきた。よって能力がありうまく事業を運営できる人物について理解している」と、匿名の別の株主は言う。
株主たちはまた取締役が彼らのうちのほとんどが理解できない英語で会社の会計を発行していることにも不平を漏らしている。
「会社会計の英語による発行は故意に行われたと思う。だから我々はこの取締役会に反対しており、早急に別の取締役会を開催し我々が望む新しい取締役及び代表取締役を選任したいのだ」と、Htein Win氏は述べた。
コメントの要求に対して、Yngon Region Transportの幹事長であるMaung Aungは以下のように述べた。「我々は能力が最も高い人物を取締役を選任した。しかし、株主たちは同意していないようだ。私はこの問題を地方政府に報告し、別の年次株主総会を近々開催するよう取り組む」。
(Myanmar Times 2019年11月1日版 第7面より)