ミャンマー中央銀行(CBM)は7月9日に、ノンバンク金融機関(NBFI)セクターの規制を支援するための基本的原則の設定を発表した。
現在、ローン契約に関するCBMにより設定された規則がないため、NBFIsと顧客間でのローン契約及び条件が異なっている。
そのため、新たなCBM規則はビジネスを規制するのに役立つだけでなく、より体系的に、包括的、安全かつ便利に物事を行えるようにする。また意見の不一致が起きた場合、NBFIsと借手にとって頼みの綱を提供するだろう。
新たな規則に基づき、NBFIsにより作成されたローン契約書にはローン額、年間金利、返済期間及び分割払い数を明示する必要がある。返済計画には返済される元本及び金利が示される必要があり、これをローン契約書に添付されなければならない。金利はローン残高に基づき計算される。
手数料及び他の費用、及び遅延利息又は不履行が起きた場合の罰金もまた、文書内に記載されなければならない。
CBMはこれら規則に従っていない又は不正活動に従事したことが発覚した場合の取引に参加した者に対して、措置を講じることができる。
同規則は7月15日より有効となる。現在までに、CBMは29のNBFIsに正式な運営許可を付与している。
(Myanmar Times 2020年7月13日付オンライン記事より)