COVID-19パンデミックはミャンマーの人々の間で保険の必要性の認識を高め、国内の保険プロバイダーは成長する関心を利用するため急速に取り入れている。
「COVID-19の結果、ほとんどの労働者は安全を感じず、職場での自身の健康について心配している」と現地通信代理店の従業員Zin Maung氏は述べた。彼は、パンデミックは労働者の中での健康保険及び生命保険の重要性を強調し、職場における職員の福利厚生として保険を購入することを雇用者に余儀なくしたと指摘した。
「保険は人々、特に職場で働く人にとってより重要になっている。同社は健康及び旅行保険の提供を開始した」と彼は述べた。
働く母親であるThandar氏は、「健康保険及び生命保険は特に家族を守るために、この期間により重要だと感じている」と述べ、長期的に見てより安全であると感じるため、子どものための教育保険を検討していると彼女は付け加えた。
この成長の緊急性と需要の高まりを掴もうとしている保険プロバイダーの中に、AYA Myanmar General Insuranceと損保ジャパン日本興亜の合弁会社であるAYA SOMPO保険会社がある。
国のGDP成長率の下方修正が与えられた今年の経済情勢は暗く見えるが、AYA SOMPO保険は自社ウェブサイト、ソーシャルメディアプラットフォーム、電話を通じた商品の問い合わせが100%増加している。
このパンデミックは医療費及び入院費に大きな悪影響を与える可能性があるため、多くの人々が健康に関する懸念を持っている。他にも、ほとんどの人が自宅待機のため、自動車、工場及び倉庫といった資産に関する懸念もある。これは保険の必要性及び重要性の認識の段階をさらに高めたとAYA SOMPOのCEO Myo Min Thu氏は述べた。
保険プロバイダーは市場シェアの増加のため、技術を活用して顧客へのサービスの提供及び利便性を高めている。例えば、顧客が会社のビジネスマネージャーとの面会を予約して、保険のニーズについて1対1で話し合うことができる新たなサービス機能を導入した。保険料の支払いをオンラインで行った後、顧客はメールで電子利用規約を受け取るとMyo Min Thu氏は述べた。
AYA SOMPO保険はまた、政府が保険会社に国際再保険市場へのアクセス及びバンカシュランスチャネルの使用を許可した後、自社商品の戦略的な提供及び流通を拡大する予定である。不動産、建設、賠償責任保険等の新たな商品を立ち上げるための許可が付与された。
再保険の許可は、ミャンマーにある保険会社が様々なリスク評価を用いて大きな事業ポートフォリオを引受けることを可能にして、より大きな市場につながる。再保険は、リスク管理及び能力強化の重要な要素として機能するため、ミャンマーの保険会社の重要な側面の一つとなるとMyo Min Thu氏は述べた。
彼はまた、AYA SOMPOは顧客が銀行の支店で保険の専門家と連携することを許可する本格的なバンカシュランス流通チャネル立ち上げのため、規制当局からの承認を求めていると付け加えた。
(Myanmar Times 2020年7月6日付オンライン記事より)