ミャンマーは再保険、損害保険の新しい分類を許可する

  • 2020年 10月 23日

ミャンマーは5月12日に、保険事業規制委員会(IBRB)により発行された2つの指令(2020年第4号及び2020年第6号)に基づき、国内での再保険事業及び3つの新たな損害保険の分類を許可した。
3つの新たな分類は、産業の全てのリスク、建設の全てのリスク/組み立ての全てのリスク、及び受託者の賠償責任保険である。
目的は、国内の保険適用範囲を拡大することである。「内資又は外資かどうかに関わらず、企業はこれら3つの分類の下で保険に加入する必要がある。ティラワ特別経済特区を含む全国で、3つの新たな保険を許可する」と計画・財務・工業省下の金融規制局のダイレクターThant Sin氏は述べた。
「3種類の保険全ては、国際的に企業から広く使用されている。私たちは通常、これら保険商品の利用可能性について外国人投資家から問い合わせを受ける」とミャンマー保険協会の共同書記官Soe Win Thant氏は述べた。
ティラワSEZでは、企業はこれら保険商品の保有が必要とされており、これはミャンマーで事業を行う全ての企業にとっての要件となるべきであると彼は付け加えた。
新たな損害保険商品は、10月からミャンマーで開始される。
IBRBはまた、保険会社が再保険サービスを提供することを許可している。「他のプロバイダーの事業に再保険をかけることが可能になれば、保険会社にとって運営が容易になる」とSoe Win Thant氏は述べた。
再保険を許可する目的は、適切かつ十分なリスクの分散を条件として国内での保有を最大化すること、合理的な費用で保険契約者の利益を保護するために必要な、最善の再保険の補償範囲を確保すること、技術的能力及び資力を発展させることである。
IBRBはまた、ティラワSEZの既存の保険規約に関する2020年指令第5号を発行した。
指令によると、2019年11月から現地の損害保険会社との合弁会社でティラワSEZでの運営を暫定的に付与され東京に拠点を置く保険会社3社は、10月1日から新たな保険の引受を停止している。
彼らは保険契約期間が終わるまで、既存の保険契約に関する責任を維持することができる。
合弁会社はAYA SOMPO Insurance Company、Grand Gurdian Tokio Marine General Insurance Company、KBZ MS General Insurance Companyである。
(Myanmar Times 2020年5月14日付オンライン記事より)