Onepayがミャンマーにモバイル銀行間サービスアプリを導入する

  • 2020年 10月 20日

Onepayは今週、利用者が銀行の支店に直接行くことなく、Asia Green Development Bank (AGD)、Ayeyarwady Bank (AYA)、CB Bank、KBZ Bank、Myanma Apex Bank (MAB)、uab Bank、Yoma Bankの7つの現地銀行間でお金を送金することができる新たなモバイル銀行間プラットフォームを開始した。
同サービスは社会的接触、密集の減少及び利便性を高めることを目標として、COVID-19の最中開始された。
Onepayの副代表取締役社長Aung Zeya Myo氏は、利用者がシンプルに、安全且つ便利な方法で現金を送金できるようにすることが目的であると述べた。「私たちの公式銀行パートナーであるAGDと協力してアプリでの銀行間サービスを支援することは、目標を達成するための試みの一つである」と彼は述べた。
彼はまた、銀行間サービスには隠れた費用や追加の手数料がないと付け加えた。送金に係るあらゆる費用は、各銀行により設定されている。
「アプリは送金レート及び手数料を、利用者が取引を完了させる前に通知するよう設計されている。決済は送金が行われてから2営業日以内である」と彼は述べた。
「公式銀行パートナーとしてAGDは、Onepay利用者の銀行間取引を管理する」とAGD BankのチーフビジネスPyi Soe Htin氏は述べた。
利用者はOnepayウォレットに資金を追加することで、銀行間の送金が可能になる。これはAGD銀行口座又は電子商取引対応のMPU、ビザ又はマスターカードを通して行うことができる。
資金はまた、全国のOnepay指定代理店を通した現金払いサービスを使用することで追加することができる。
アプリは、政府が4月27日に発表したCOVID-19経済刺激計画で電子商取引への支援に取り組んでいる時期に開始されている。
計画に基づく目標の一つに、KBZ Pay、CB Pay、Wave Money、M Pitesan、OK Dollar等のモバイル決済サービスといったモバイルプラットフォームの利用の促進がある。
年末までに、当局は小売企業が商品をオンラインで販売することができる中央電子商取引ウェブサイトを立ち上げる予定であると述べた。また、電子商取引プラットフォームが銀行送金、モバイル決済又はカード決済を通してのみ受け付けられることを確実にする。
ミャンマー支払い連盟(MPU)のCEOであるZaw Lin Htut氏は、銀行の営業時間が現在短縮されているため、モバイル決済を利用した現金の送金により人々にとって取引がより便利になると述べた。
「今は、デジタル決済を使用する習慣を身につけるには良い機会である」と彼は述べた。
(Myanmar Times 2020年5月6日付オンライン記事より)