ミャンマー中央銀行は3月13日金曜日に、0.5%の金利引き下げの実施を元々予定されていた4月1日に代わり、3月16日月曜日に開始すると発表した。
指令によると、最低銀行預金金利は8%から7.5%に引き下げられ、最大貸出金利は、担保付ローンに関しては13%から12.5%に、無担保ローンについては16%から15.5%に引き下げられた。
この動きは、世界市場の崩壊の引き金となる3月12日の世界保健機関のCOVID-19の発生をパンデミックと定義した直後に行われた。
世界中の中央銀行もまた、経済を刺激するため金利を引き下げていた。3月11日に、イングランドの銀行は緊急時金利を半分引き下げ0.25%と発表した。
1週間前、米国連邦準備制度は2008年以来の大幅な引き下げとなる、連邦資金の金利を0.5%引き下げ1%から1.25%の範囲に引き下げた。
ミャンマーでは、パンデミックの結果として観光、製造、農業セクターが大きな打撃を受けた。
今のところ国内でCOVID-19の症例の報告はないが、経済社会発展センターの経済学者Zaw Oo氏は、中国経済の低迷はミャンマーへの外国直接投資を停滞させ、一帯一路に基づく重要な事業への中国の支出を鈍らせる可能性があると警告した。これらにはムセ国境取引地帯、中国-ミャンマー経済回廊、チャウピュー特別経済特区及び新ヤンゴン市を含んでいる。
Kanbowzaの上級コンサルタントThan Lwin氏は、「これは銀行金利を引き下げ経済を回すのに適切な時期である。金利緩和手続きは海外で迅速に行われ、中央銀行は経済のニーズに素早く対応している。私たちはミャンマーのビジネスを活性化させるために、銀行の金利を引き下げる必要がある」と述べた。
CBMは成長を刺激するため、より魅力的なレベルに金利を引き下げるよう長い間圧力にさらされてきたが、これは貯蓄を奨励するとして、インフレ以上の高いレベルに最低預金金利を維持することをためらっていた。
CMBによると、年間インフレ率は現在8.8%である。
(Myanmar Times 2020年3月13日 第6面より)