ミャンマーは国内全ての州、管区に関して投資の優先順位を設定する

  • 2020年 5月 19日

投資・対外経済関係省は今月、ミャンマーにある全14の州及び管区及びネピドー連邦領で選出された分野への投資に対する免税を発表した。
ミャンマーの州及び管区における重要な投資分野は、主に農業、製造業及びインフラストラクチャーである。現在、政府は企業の投資範囲を5つの優先分野に拡大しており、州及び管区での手続きを合理化している。
チン州の上位5つの優先投資分野はホテル及び観光業、電力業、農業及びそれに付随するサービス、家畜の生産及び飼育業、都市開発業及び工業地帯である。これら分野へのあらゆる投資は7年間の免税の資格を得る。
「30MW以上の電力を生み出す事業は、電力・エネルギー省及び投資家間での交渉が進められている」とチン州開発総務、電力及び工業大臣Soe Htet氏はミャンマータイムズに語った。
チンには2つの投資事業しかなく、国への投資地域としては最低ランクであることが懸念されている。
カヤー州の上位5つの優先投資分野はホテル及び観光業、農業及びそれに付随するサービス、製造業、電力業、鉱業である。
カレン州の上位5つの優先投資分野は農業及びそれに付随するサービス、ホテル及び観光業、製造業、物流業及び電力業である。カヤー州の経済の主要な推進力は観光業及び農業である。
ラカイン州の上位5つの優先投資分野は農業及びそれに付随するサービス、家畜業及び漁業、教育サービス業、インフラストラクチャー及び交通開発業、ホテル及び観光業である。
カヤー、カレン、ラカインでの促進分野への投資もまた7年間の免税の資格を得る。
シャン州の上位5つの優先投資分野はホテル及び観光業、農業及びそれに付随するサービス、電力業、特に農業をベースとした製造業、情報及び技術サービス業である。
ザガイン管区の上位5つの優先投資分野は農業及びそれに付随するサービス、家畜業、インフラストラクチャー開発業、ホテル及び観光業、鉱業である。
マンダレー管区の上位5つの優先投資分野は製造業、ホテル及び観光業、農業及びそれに付随するサービス、家畜業、低価格の住宅に特化した不動産業である。
マグウェ管区の上位5つの優先投資分野は農業及びそれに付随するサービス、家畜業、電力業、製造業、ホテル及び観光業である。
カチン州の上位5つの優先投資分野は農業及びそれに付随するサービス、製造業、ホテル及び観光業、物流業、不動産業である。
モン州の上位5つの優先投資分野は農業及び森林植樹を含むそれに付随するサービス、家畜業及び漁業、製造業、医療サービス業、エコ観光業である。観光産業は、州の経済発展において重要な役割を果たしている。
エーヤワディ管区の上位5つの優先投資分野は農業及びそれに付随するサービス、家畜業及び漁業、ホテル及び観光業、運送及び通信業、電力業である。
タニンダーリ管区の上位5つの優先投資分野は道路及び橋の建設業、電力業、家畜業、飼育業及び漁業、真珠の生産と鉱業に焦点を置いた天然資源、農業及びそれに付随するサービスである。
シャン、マンダレー、ザガイン、タニンダーリ、エーヤワディ、モン、カチンでの促進分野への投資は5年又は7年間の免税の資格を得る。
ネピドー連邦領の上位5つの優先投資分野は農業及びそれに付随するサービス、家畜業及び漁業、製造業、供給及び運送サービス業、教育サービス業である。ネピドー連邦領での促進分野への投資は5年間の免税の資格を得る。
バゴー管区の上位5つの優先投資分野は太陽光及び電気発電業、工業地帯の確立、天然リゾートの確立、低価格住宅の建設及び家畜業である。
ヤンゴン管区の上位5つの優先投資分野は製造業、インフラストラクチャー、情報技術業、ホテル及び観光業、教育サービス業である。ヤンゴン管区での促進分野への投資は3年又は5年間の免税の資格を得る。
2019年12月に国際通貨基金は、大規模投資が完了し外国人投資家は2020年の選挙に向けて慎重なままであるため、外国直接投資の流入及び事業承認は近年よりも低くとどまっていると発表した。
(Myanmar Times 2020年1月28日版 第4面より)