ミャンマーの消費者はキャッシュレス決済システムについての幅広い認識を依然として欠いている

  • 2019年 12月 20日

ミャンマーの消費者の40%以上が2020年にはキャッシュレス決済を利用するようになると予想されるが、ミャンマーの消費者の支払い及び新規支払いに対する認識、態度、行動についてVisaが調査したところによると、非接触およびQRシステムの認識は依然として低いままである。
同調査は2018年の9月にヤンゴン、パテイン、マンダレー、マグウェに居住する504名を対象として実施された。
「電子決済の使用についての最も高い関心としては、キャッシュレス移行を推進してきた業界関係者及び政府に認められる可能性があることだ。我々は現金決済から電子決済に移行することで、誰もが多くの利益を得られると信じている」と、Visa MyanmarのLillian Wang支社長はいう。
回答者の約42%が、2020年はキャッシュレス決済をより頻繁に使用する予定であり、キャッシュレス決済に移行する最大の理由については、69%が利便性、58%はセキュリティ、52%は物理的な現金を持ち運ぶ必要がないことであるとした。
更に同調査では、消費者の60%以上が大型スーパーマーケットやスーパーマーケットでの決済にキャッシュレス支払いを使用していることが明らかになった。ショッピングモールでは57%、レストランでは52%、コンビニは50%の使用率である。
しかし、その他の非接触型決済方法についての認識は依然として低く、調査対象者の21%のみが非接触型カードによる決済を認識していることが分かった(前年は13%)。
モバイルの非接触型決済に対する認識も低く、そのような方法についての知識がある回答者は10%にとどまった。しかし、ほぼ半数の46%が、その使用に関心があると回答した。
QR決済に関する認識水準は前年とほぼ同じで、その他の決済方法の中で最も低く9%である。ただし、QR決済に対する関心は前年の21%から33%に増加した。
Visaに加え、KBZPay、CBPay、WaveMoney、OKDollarもまた、消費者がミャンマーでキャッシュレス決済を行うための選択肢を提供している。
(Myanmar Times 2019年10月2日版 第5面より)