Pyidaungsu Hluttaw(ミャンマーの連邦議会)は、国際的な組織としての国際反汚職アカデミー(IACA)への加盟協約に調印する。
10人の議員が協定への調印を支持し、2019年8月5日の議会で可決した。
上院議員であるNaw Hla Hla Soe 氏は、IACAに署名することの利点は、汚職防止対策に関する幅広い知識と専門能力の発達、国際反汚職アカデミーが提供する短期コースとマスターコースに職員を派遣する機会があること、国際慣行の加盟国との協力であると語った。
「汚職防止対策を強化するために現在必要なことは、内部告発者を保護するための法案を連邦議会に早急に提出することである」と彼女は述べた。
ミャンマーでの数十年にわたる慣行により、贈収賄と汚職は政府官僚による犯罪とは見なされず、国の文化の一部と見なされているとパダン郡バゴー区の下院議員であるKhin Hnin Thit氏は述べた。
「汚職に関わった人のみが利益を得るため、汚職は貧困の大きな原因である」と彼女は述べた。
さらに、汚職は国の経済発展を妨げ、遅れの原因となる。国民は腐敗していない政府を望んでいると彼女は述べた。
「国民と接する政府職員は汚職に関わるべきではない。政府が良好に保たれていて初めて良い国家となるだろう。国家が目標を達成できるのは、政府が国民に信頼されている場合のみである」とKhin Hnin Thit氏は述べた。
汚職防止委員会は2017年11月に政府によって設立され、2019年6月までに10,000件以上の報告を受けたが、告発は106人にとどまり、わずか37件のみが起訴された。
さらに、ミャンマーにおける大規模な汚職と闘っている人々に対し、政府からの全面的な支援が必要だと彼女は述べた。
現在までに、74ヶ国及び4つの団体がIACA協定に調印している。
(Myanmar Times 2019年8月9日版 第3面より)