ミャンマー汚職防止委員会(ACC)は、児童が汚職による害について学ぶよう率先して取り組んでいる。
7月29日に教育省で開催されたイベントで、ACC委員長のAung Kyi氏は「誠実さを高めるための教育プログラム」というタイトルのハンドブックを同省に手渡した。
ハンドブックは全国の教師に配布される。2018年から8万冊のハンドブックが同省によって小中学校の教師に配布された。
「学校で公民や道徳を含む正式な科目の欠如は、恐らく対処する必要がある弱点だ。願わくば、これらのハンドブックには次世代の指導者がまだ若いうちに教育の一助となってほしい」とAung Kyi氏は同イベントで述べた。
「教室で誠実さについて学ぶことは、汚職撲滅を目標とするACCの一助となるだろう。生徒に教室で誠実さを学ぶ機会を与えることで、後世には汚職を防ぐ権限が与えられているだろう」と彼は付け加えた。
約970万人の小中学生がいる。
「これらのハンドブックは、子どもたちの誠実さの育成及び促進のために配布されている。言い換えれば、汚職のない社会のために種を蒔いている」と基礎教育局のKo Lay Win局長は述べた。
(Myanmar Times 2019年7月31日 第2面より)