連邦大臣らは汚職で非難を浴びる

  • 2019年 10月 03日

ミャンマータイムズは、Win Myint大統領が汚職スキャンダルへの関与を理由に連邦工業大臣であるKhin Maung Cho氏を更迭することを決定したと聞き及んでいる。これにより、彼は汚職により降格させられた2番目の大臣となった。昨年の5月に、Kyaw Win氏が汚職調査の最中に財務大臣としての地位を失った。
一方汚職禁止委員会(ACC)は、電力・エネルギー省大臣、彼の代理人及び彼の妻の口座に関連する銀行取引を調査している。
7月9日付けでACCは、ミャンマー中央銀行(CBM)に対し電力・エネルギー省大臣Win Khaing氏、彼の妻のHla Hla Mu氏、副大臣Tun Naing氏、彼の妻のThin Thin Maw氏が保有する全ての国内外の民間銀行口座取引を確認するよう要求する書簡を発行した。銀行は可能な限り早急に取引について報告することになっていた。7月10日に発行されたCBMからの書簡は、全ての銀行は要求される情報について中央銀行に3営業日以内に報告しなければならないと述べている。
一方、複数の国内メディア団体はACCが調査を開始するため電力・エネルギー省(MOEE)のオフィスを訪問したと報じている。
しかし匿名を要求したMOEEの職員は、省はACCが正式な声明を発表していないため調査は秘密裏に行われていると述べた。「私たちが理解している限り、水力発電事業について尋ねられた」と同職員は述べ、調査に関連する者は尋問のため呼び出されたという。
「召喚された者の記録はない。私たちの部署からは誰も召喚されなかった」と職員は述べ、大臣のオフィスはACCが調査を開始した時期も調査委内容も知らなかったと付け加えた。Tun Naing氏についても詳細は分からない。
ミャンマータイムズはACCの役人Kyaw Soe氏に何度も連絡を取ったが、回答を得ることはできなかった。
省の職員によると、Win Khaing氏は医療休暇を取っているが彼の代理は職務を続けている。
(Myanmar Times 2019年7月26日版 第6面より)