公正な競争を支援するための新しい委員会が発足

  • 2019年 8月 02日

ミャンマー競争委員会が、2015年施行の競争法の執行機関として、2019年6月3日(月)にヤンゴンで業務を開始した。当委員会は、競争法に基づき昨年10月に設立された。商業省大臣のThan Myint氏が委員長を務め、委員には政府や民間企業及び地域社会の代表が含まれる。
競争法の施行によって支出が促され、経済の発展が刺激されることが期待される。「この法律は、企業の公平な競争環境と産業内の公正な競争の創出を目的とし、その結果として企業の革新と成長が促進されること、そして委員会はこれを支援することが期待されている」
ミャンマー競争委員会の副委員長のThan Maung氏は、この法律と委員会は事業を制限したり、追加の規制を課したりするものではないと述べた。「不当競争を防ぎ、市場の独占から中小企業を守ることを目的としている」と加えた。
委員会は、法律の下で発せられた命令、指令及び手続きに違反した事業者に対して法的措置をとる。法的措置は警告の形で執行され、規定の罰金を科すとともに、関係省庁と調整した上で一時的又は恒久的に当該事業を差し止める。
また、刑罰として最長3年の懲役若しくは1.5億チャットの罰金に処し、又はこれを併科する。
(Myanmar Times 2019年6月5日版 第4面より)