【ミャンマー】人口4割に紛争影響、マンダレー増加見通し

  • 2024年 8月 27日

米国の「武力紛争発生地・事件データプロジェクト」(ACLED)は2024年8月6日に発表したミャンマーの紛争状況に関するリポートで、人口の43%が紛争にさらされていると明らかにした。向こう6カ月間の見通しでは、中部マンダレー地域で戦闘などの事件が増えるとみている。
ミャンマーにおける政治的暴力の発生件数は2024年1~6月は4,722件であった。このうち「遠隔攻撃(爆弾や空爆など)」が45%を占め、「戦闘」が42%、「民間人への暴力」が13%で続いた。
ACLEDは、約2,283万人が紛争にさらされていると見積もっており、予測では、2024年末までの6カ月間にマンダレー地域やラカイン州で政治的暴力がより多く発生する見込みである。