外国人は、ヤンゴン証券取引所(YSX)の事前上場委員会(第2部委員会)に上場する公開会社に投資することができるとYSXの事業部長Thet Htun Oo氏は述べた。
事前上場委員会は、YSX上場資格をまだ満たしていない公開会社が資金調達のため市場を開拓、拡大し、YSXへの上場資格の要件を徐々に満たすことを手助けするための新たな取引委員会である。また資金の流れを促進し、ミャンマーの資本市場を深めることを手助けする。
「外国人は第一部でだけでなく、事前上場委員会でも取引することができる」とThet Htun Oo氏は述べた。
しかし、第一部上場企業とは異なり、事前上場委員会で取引される企業は5%の所得税免除の対象にはならない。「第二部委員会企業は、YSXメインボードへの上場資格を得た時から免税を享受することができる」とThet Htun Oo氏は述べた。
YSXは先月、大統領府、計画・財務・工業省、ミャンマー証券取引委員会から非上場公開会社のための事前上場委員会の設立の承認を得た。事前上場委員会は、非上場公開会社の株式取引を投資家に可能にするため今年中に立ち上げられる。
10月28日にYSXは、Myanmar Securities Exchange Centre、KBZ Stirling Coleman Securities、CB Securities、AYA Trust Securities、KTZ Ruby Hill Securities、UAB Securities、Trust Venture Partners Co., Ltd.を事前上場委員会のアドバイザーとして承認した。
YSXに上場するために必要な公開会社のためのYSX上場基準は17個あるが、事前上場委員会の参入する非上場公開会社はそのうち7個しか満たしていなかった。候補者は公開会社である必要があり、最低100名の株主を有し、監査された財務諸表を提出することができ、税法に準拠し、電子形式で株式証明書を提供することができ、証券取引法、マネーロンダリング禁止法の規制及び監督枠組、テロリズムへの資金供与撲滅に遵守している必要がある。
ミャンマー会社法に基づき登記されている公開会社は、260社以上ある。そのうち6社のみがYSXに上場している。
公開会社の大半がYSXの上場基準を満たしておらず、事前上場委員会はその目標への足掛かりとして機能する。
(Myanmar Times 2020年10月29日付オンライン記事より)