タイのマーリット外相が、ミャンマーの人道支援へ向け東南アジア諸国連合(ASEAN)のASEAN人道支援調整センター(AHAセンター)への25万米ドル(約3,840万円)の追加財政支援の実施を表明した。ミャンマー情勢の打開へ向けた会合の推進でも積極的な姿勢を示した。
ラオスの首都ビエンチャンで2024年7月24~27日に開かれたASEAN関連外相会議で表明した。ASEANがミャンマー危機に取り組むためにまとめた「5項目合意」のミャンマーの履行を後押しするASEANを支援する。
今回のタイの対ミャンマー人道支援は、2024年3月25日に北部ターク県メソトでミャンマーの国内避難民向けに人道支援物資を引き渡したことに続く動きとなる。
タイのマーリット外相は、ミャンマー情勢の打開へ向け、より包括的な対話の枠組みを提唱した。タイをはじめとするミャンマーと国境を接する国とASEANに重要な役割を有する米国、国連、特使などを加えた対話を提案し、ASEAN関係国はこれに合意した。