ミャンマーでこのところ、軍事政権によるコメ業界の関係者の拘束が相次いでいる。
2024年6月21日にはコメの価格統制に従わなかったことを理由にミャンマー・コメ連盟(MRF)の会長ら十数人が拘束された。
また、地場小売り最大手「シティマート」での精米販売に関与した全員が、規定価格で販売しなかったという理由で拘束された。販売業者だけでなく、最大都市ヤンゴンにある市場の従業員も含まれている。
国家統治評議会(SAC)が定めた2024年6月のコメの参考価格は、高級米が1袋当たり13万5,000~14万5,000チャット(約8,670~9,300円)、低級米は1袋当たり7万~7万800チャットである。小売店では参考価格の最大10%、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでは最大20%の上乗せが認められている。