ミャンマー国営テレビは2024年6月30日、日本の小売り大手イオン系列の現地法人「イオンオレンジ」に勤める日本人男性が、「コメ価格の値上げで国民が高値で購入しなければならなくなり、市場の安定を乱した」として当局に拘束されたと報じた。
イオンは無事が確認されたとしており、「日本大使館の支援のもと、早期解決を目指し、当局の調査に協力する」とコメントした。
林芳正官房長官は2024年7月1日午前の記者会見で、男性がヤンゴン市内の警察署で取り調べを受けており、現地時間2024年6月30日夜に弁護士が警察署で面会した結果として、健康状態に問題はないとの報告を受けていると説明した。その上で「政府としては、早期解放を働きかけるとともに、邦人保護の観点から、当該邦人の所属企業との連絡など必要な支援を含めて、引き続き適切に対応をしていく」と語った。