ミャンマー軍事政権は、若年の男女に兵役の義務を課す徴兵制を実施したと、ミャンマー国営メディアが2024年2月10日に伝えた。
兵役期間は18-35歳の男性と18-27歳の女性が2年、最高45歳までの医師など専門職に就いている人は3年とされており、非常事態下では5年に延長される可能性がある。
国軍報道官は国営メディアで「国家を守る義務は兵士だけでなく、全ての国民に及ぶ」と述べた。
国軍は2023年10月以降、少数民族武装勢力の組織的な攻勢を受けて兵士が減少したことで、戦力確保に苦慮しており、非戦闘員を強制的に前線に送り込み始めたという。
兵役を義務付ける法律は2010年に導入されたが、これまで施行されてこなかった。
徴兵に従わない者は、最高5年の禁固刑が科せられる。