エーヤワディー及びシャン州の事前投資促進計画

  • 2021年 1月 18日

ミャンマーはCOVID-19にも関わらず、投資家がヤンゴン及びマンダレーを越えて他の州及び管区に進出することを最近許可しており、企業が国に投資する選択肢を拡大している。
投資企業管理局によると、エーヤワディー管区投資委員会は今月、約500万米ドル相当のホテル及び観光、製造及び建設への投資を許可し、管区には32億チャットが入る。
事業は2,000人以上の雇用を生むことが期待される。委員会はこれまでに、運輸及び産業を含む他のセクターへの35の現地及び外国投資を是認している。
一方、シャン州投資委員会によると、シャン州は2019-20会計年度から2030-31会計年度の10年投資促進計画を進めている。
同計画は主により多くの労働力を雇用し、必要な基礎インフラを導入し投資家及び企業を支援することができるサービスの提供を可能にすることによる、シャン州経済の更なる発展を目的としている。
シャン州の計画財務大臣Soe Nyunt Lwin氏は、地方政府は農業セクターへの投資を国内外の投資家に呼び掛けていると述べた。シャン州は気候及び地形を理由に、同セクターへの最大投資先の一つであると彼は述べた。
シャン州投資促進計画(SSIPP)は、シャン州への国内及び外国投資を促進するための地方政府の中心的なロードマップとして機能する。計画に基づき、地方政府は2025年までに14億米ドル、2030年までに23億米ドルの外国直接投資をシャン州にもたらすことを目標としている。
また2025年までに1.7兆チャット、2030年までに3.4兆チャットの国内投資を予定している。
シャン州投資委員会によると、同州は2018-19会計年度には7億8,000万米ドル相当の外国直接投資を誘致した。外国投資のほとんどは電力セクターに関係しており、同州への外国直接投資の約70%に相当する。
シャン州では、外国人投資家は主に電力、製造、ホテル及び観光、鉱業及び農業セクターへ資金を向けている。
SSIPに基づき、地方政府は農業及び畜産、小規模製造業、サービスプロバイダー、インフラ、エネルギー及び高度技術産業への更なる投資の誘致を計画しており、最も優先度が高い。
シャン州には豊富な天然資源及び若い労働力があるにもかかわらず、技術、インフラ、機能している市場システムの欠如が原因で発展することができていないと同計画は述べる。その理由の中には、同州と国境地域の不安定な状況がある。
(Myanmar Times 2020年8月4日付オンライン記事より)