私立学校教員協会によると、ミャンマーの何千人もの私立学校の教員たちは教育省の認定を受けておらず、教壇に立つ資格を持たない。
協会長のNyi Nyi Naing氏は、多くの私立学校教員は私立学校法を遵守しておらず、必要とされている5年の経験がないため、認定資格を取得できないと述べた。
採用試験に合格した教員は、5年分の経験を得るために、年間8万ミャンマーチャット(約53米ドル)を支払う必要がある。
登録済み及び未登録の私立学校教員の数を確認するためヤンゴン地域教育局に繰り返し電話をかけたが返答はなかった。
私立高校の教員としては教育学位、職業学位又は指導科目の修士号を取得する必要がある。中学校及び小学校で教える者は、指導科目の教育学位又は修了証書が必要である。
資格を取得するには、学位を持つ教師は、大学、短大又は初等学校で少なくとも5年間の実務経験が必要だ。
採用試験に合格したほとんどの教師と学生ガイドは、資格を取得するのが難しいと感じていると、10年以上の教育経験を持つ著述家のThaw Thaw Myo Ham氏は言う。
「学位を持っていないので、私は私立学校教員として登録できなかった」と彼女は言った。
Thaw Thaw Myo Ham氏のように無資格の多くの教員は郊外の学校、特に遠隔地の学校では教えることを許可されている場合がある。
しかし、Nyi Nyi Naing氏によると、学位のない教師は短い訓練コースに参加した後、教師として登録できるとのことだ。
2019年9月現在、ミャンマーには登録された私立教師がいる高校が1357校、中学校は852校、小学校は800校あると、議会でヤンゴン地区社会相のNaing Ngan Lin氏は述べた。また、約5万人の児童生徒が159の私立高校、12の私立中学校、37の私立小学校に通っている。
私立学校は免税と引き換えに教育省の登録料を支払う。ヤンゴンの私立学校約200校が2019年、政府に6,000万ミャンマーチャット以上の税金を支払った。
(Myanmar Times 2019年12月5日 第5面より)