ミャンマーは未だ裁判官が不足していると最高裁は言う

  • 2019年 8月 05日

連邦最高裁判所の2018年の年次報告書によると、国内の裁判官は必要人数のわずか3分の2しかいない。
現在、全国の441箇所の裁判所に1,317人の裁判官・司法官及び5,000人以上の職員がいると当報告書は示した。
昨年は、この人員で39万件近い訴訟に対応した。
タウンシップの副裁判官の求人が80人もあるにもかかわらず、国内の様々な裁判所で600人以上の裁判官の役職が未だ空席になっている。
そんな中、裁判官に関する苦情が3,000件以上寄せられ、うち2,000件近くが受理された。
さらに昨年は、計167人の司法職員が懲戒処分されたが、109人は上級職員だった。
同報告書はまた、訴訟が迅速かつ効率的に審理されることを目的に、26箇所の裁判所が国家訴訟管理プログラムを適用したと述べた。
裁判所に対する満足度調査によると、71%が満足していると回答しているが、これは連邦最高裁判所の期待値を下回っていると同報告書は述べている。
連邦最高裁判所はミャンマーで最も高位の裁判所だが、軍事司法に介入する権利は有さない。
地域及び州の裁判所が次に高位の司法機関であり、その下位に地区及び町の裁判所がある。
(Myanmar Times 2019年6月6日版 第2面より)