2020年は川の水路の改善の結果として、サイズと喫水の観点から歴史上もっとも大きな船舶をヤンゴン川は受け入れることができるとミャンマー港湾当局(MPA)の副局長Win Myint Aung氏は述べた。
「今年は最長の船舶が川の最深部に停泊できるようになるため、ヤンゴン川の歴史上最高の年になる」とWin Myint Aung氏は述べた。
船舶の喫水は、喫水線と船体の底との間の垂直距離である。これは、船舶やボートが安全に航行できる最小の水深を決定する。
Win Myint Aung氏は、喫水10メートルの船舶は今後ヤンゴン港に停泊ですることが許可されると述べた。
先月、10.5メートルの喫水の船舶がミャンマーの港湾史上初めてヤンゴンに寄港することができるようになった。MPAの報告によると、7月から11月にかけて、9.5メートルの喫水を持つ合計15隻がヤンゴン港に停泊した。
同進展は、ヤンゴン港により大型の外国貨物船が寄港できるようにするための5年計画の一環である。船舶が大きいほどは1回でより多くの商品を運ぶことができるため、輸入業者は配送時間を短縮し、費用を削減することができるようになる。
当時、大型船は帆を上げるために満潮を待つことによってのみヤンゴン川を通過することが許可されていた。計画に基づき、シンガポールに拠点を置くStar High Asia Pacific Coはこれら船舶を促進するためヤンゴン川で5年間2,500万米ドルの浚渫契約を獲得した。
ヤンゴンの2つの主な港であるティラワ及びヤンゴン港は、ヤンゴン川沿いに位置しており、航路沿いに砂州があるためコンテナ船のサイズが制限されている。ヤンゴン港はヤンゴンの中心地に位置しており、ティラワ港はそれから16キロメール下方に位置している。
MPAによると、7月から11月にかけてヤンゴンに寄港した149隻のうち、135隻が8メートル以上の喫水を有し、15,000トンから30,000トンの荷物を積むことができる。
ヤンゴン川の容量の改善により、港でのコンテナ貨物の処理量が増え、取引量が増加することが期待される。ミャンマーの貿易の約95%が海上により実施されている。昨年度は、104億米ドル相当の貨物が輸出され、156億米ドル相当が海上ルートで輸入された。
(Myanmar Times 2020年12月2日付オンライン記事より)