KBZ銀行はインバウンド外国送金の促進のためTrangloと提携する

  • 2021年 3月 31日

ミャンマーのカンボウザ銀行(KBZ)とマレーシアに拠点を置く国境間決済プロバイダーのTrangloは、KBZ銀行の顧客の口座への直接的なインバウンド送金を促進するために送金提携を形成した。
ミャンマー中央銀行により承認されたサービスは、シンガポール、マレーシア、韓国で働くミャンマー国民が、高額で、面倒で、リスクがあった従来の又は非合法的な手段での送金を行うことなく、より安価に効率的に自国に送金することを可能にする。
「受取人にとっても、銀行まで行き資金の引き出しのために並ぶ必要がないため、時間と費用を抑えることができる」とKBZ銀行のホールセールバンキングの代表Stoney Hsia氏は述べた。
受取人はKBZ銀行の当座預金、普通預金又は要求払預金口座でお金を即時に受け取ることができ、ATM又はKBZPayを通してお金を引き出すことができる。
Trangloを通してミャンマーに送金することを希望する者は、マレーシアのTrangloのカウンター又はマレーシアにあるGPL及びMaxMoney、シンガポールにあるSlidesSG、韓国にあるGME等のパートナー先の支店で行うことができる。
ミャンマーへの各送金の最大額は、現地通貨で5,000米ドル相当である。
KBZ銀行とのパートナーシップを通して、Trangloは現在の中国、インドネシア、シンガポール等を含むグローバルネットワークにミャンマーを加え、拡大する。パンデミック前は、公式及び非公式の双方を含み、約400万人のミャンマー人出稼ぎ労働者が海外で働いていた。
Trangloにとって、ミャンマーはますます競争が激化する送金業界にとって重要な市場である。世界銀行は、2019年に30億米ドル以上がミャンマーの出稼ぎ労働者により公式に送金され、これはミャンマーのGDPの約4.6%であると推定される。
これには、ブローカーを通したりハンドキャリーで自国に持ち込む非公式な送金方法は含まれていない。
(Myanmar Times 2020年10月8日付オンライン記事より)