自動車メーカーは困難があるにもかかわらず現地生産を増加

  • 2019年 12月 25日

ミャンマーの自動車メーカーは、需要の高まりに応じて現地で組み立てる自動車の生産を増やしている。
スズキ・ミャンマー・モーター社は、2018年の1万2,000台に対して、今年は1万5,000台の車両を生産し、前年比25%の生産増加を示したと同社は述べた。
「今年のティラワ工場の生産能力に基づいてより多くの新車を生産しており、ミャンマーの新車市場の60%を占めている」とスズキミャンマーの社長である浅野圭一氏は述べた。
「スズキミャンマーは2013年5月にヤンゴンの南ダゴン地区に工場を開設し、スズキキャリイトラックを組み立てることから始めた。年来、スズキエルティガ及びスズキシアズの生産も開始し、生産量の増加に対応するために工場をティラワ経済特区に移した。
約2,700万チャットのエルティガは、ミャンマーのスズキにとって最も売れている車である。シアズ、GLX、及びGLを含む他のモデルの価格は、登録料及び税抜きの価格で2,000万から2,700万チャットである。
しかし、Fitch Solutionsは10月4日付の報告で、ミャンマーの未発達の銀行システムにより、このセクターの成長の可能性が阻害される可能性があると警告した。消費者の信用への利用が不十分であると、「自動車所有権の継続的な障壁になる」と述べた。
同調査会社は、ミャンマーの限られた道路網の範囲が潜在的な消費者がより多くの車両を購入することを妨げると付け加えた。
「ミャンマーの車両保有率は、2019年末までに人口1,000人あたり290台を上回る予定のタイよりずっと低い、人口1,000人あたり約26.5台に達すると予測している」と述べた。
それにもかかわらず、浅野氏は、市場の需要及び他の自動車メーカーとの競争が拡大するにつれて、同社は将来的に生産を増やすことを見込んでいると述べた。
入手可能なデータによると、2018年にはミャンマーで前年の2.1倍となる1万8,000台を超える新車が販売された。
自動車メーカーは2020年までにミャンマーで運転される車両数が200万台を超えると見積もっている。
トヨタ自動車(トヨタ)は、ティラワ経済特区に初めてとなる車両生産会社を既に設立しており、2021年2月からトヨタハイラックスを生産する予定である。
トヨタは現在、輸入に頼ってミャンマーでハイラックス、ヴィオス、ラッシュ等の車両を販売している。5,300万米ドルの新しい施設により、セミノックダウン方式を使用して約2,500台のハイラックス車を組み立て可能にする。
(Myanmar Times 2019年10月8日版 第4面より)