汚職防止委員会、内部告発者保護法案を整備

  • 2019年 7月 09日

汚職防止委員会は、政府内で贈収賄を報告する人々の保護を目的とした法律を作成している。
汚職防止委員会の会長であるAung Kyi氏は、現在の汚職防止法では内部告発者に対する保護が十分ではないと述べた。
また、提出法案においては汚職の告発者に対して報酬を与えるよう定めると彼は述べた。
「報酬を与えることで、清廉さを尊重する人々が政府内で汚職を行う人々に立ち向かうよう鼓舞することができる」とAung Kyi氏は述べた。
5月17日に、内部告発者保護法案という法律草案を議論するための講習会がネピドーで開催された。
委員会、国連薬物犯罪事務所、国連開発計画を含む31の組織及び省庁の代表者が議論に参加し、本草案をどのように改善できるかについて意見を交わした。
現行法の下では、2013年以降に起こった汚職事件に対して何らかの措置が講じられ、、委員会は有力な証拠がある告発状を受け取った場合のみ法的措置を取ることができる。
いくつかの事件で政府高官が起訴されたにもかかわらず大幅な汚職の減少はないので、政治腐敗を抑制するためには更なる取り組みが必要だとAung Kyi氏は5月初旬に認めた。
同委員会は2018年に1万件を超える告発状を受け取り、2017年の5倍に達した。
(Myanmar Times 2019年5月20日 第2面より)