ミャンマーの国家統治評議会(SAC)のソーウィン副司令官は2024年7月8日、中国山東省で開催された上海協力機構(SCO)加盟国のイベント「グリーン開発フォーラム」で演説し、ミャンマーの環境に配慮したグリーン経済開発計画について説明した。
ソーウィン氏は、ミャンマーがグリーン経済政策の一環として、二酸化炭素排出量削減や天然資源の効率的な利用を促進する事業への投資拡大を目指していると説明し、四つの開発原則、四つの目標、11の優先部門を定めた枠組みを策定したと述べた。
同国が既に実施している具体的な取り組みとして、◇自然保護区の指定◇森林再生や自然保護区での生物種や生息・生育地の保護などを通じた森林減少・破壊の防止◇電気自動車(EV)の利用促進◇海洋分野の持続可能な開発の促進◇天然資源の管理◇再生可能エネルギーによる発電を挙げた。
その上で、環境に優しい事業への投資誘致を通じてグリーン経済開発を推進していくに当たり、上海協力機構(SCO)加盟国を含む諸外国と協力していく方針を示した。