シンガポールのファンドマネージャーAscent Capital Partnersは、ミャンマーに焦点を置いたデビューファンドでるAscent Myanmar Growth Fund I LP (AMGF)の最終決算を11月11日に発表した。
AMGFは2018年に設立して以来、合計8,800億米ドルの資本コミットメントを引き付けており、世界最大のミャンマーに焦点を置いた民間株式ファンドとなった。
これは、早くに結果が示されたアウンサンスーチー氏の国民民主連盟が議会の議席の過半数を獲得した11月8日の選挙の後に来た。
Ascent Capitalの創設者兼管理パートナーのLim Chong Chong氏は、「ミャンマー経済の継続的で安定した成長」を期待しており、ファンドはミャンマーの長期的な可能性に関して前向きであると述べた。
彼はまた、Ascent Capitalはミャンマーへの投資を継続し、消費者、教育、医療、金融サービス、テクノロジーといった成長分野に焦点を置き続けると述べた。
AMGFは、ミャンマー企業に長期的成長資本を提供することに焦点を置いており、中堅市場機会に投資している。それは、最低500万米ドルの投資を目標としている。
6月にAscent Capitalはヤンゴン、マンダレー、バゴー管区及びモン州の約160万人に、現在Myanmar Netインターネットサービスを提供しているヤンゴンに拠点を置くインターネットサービスプロバイダー企業Frontiirに2,600万米ドルの投資を行い、ミャンマーでの最初の株式投資を行った。
同ファンドの最終投資家には、ウィスキーブランドGrand Royalを所有するMyanmar Distillery Company Ltdの創設者であるAung Moe Kyaw氏、MDC Groupの共同創設者兼Asia Resource Corporationの会長であるシンガポール人のTony Chew氏を含む。
他の主要投資家には、シンガポールソブリンウェルスファンドTemasek Holdings、Asian Development Bank、フィリピンのJG Summit Holdingsが含まれる。
(Myanmar Times 2020年11月12日付オンライン記事より)