ミャンマー証券取引委員会(SECM)は、居住及び非居住外国人による株取引を3月20日に開始すると発表した。
SECMは3月6日に、外国人による証券口座開設及びヤンゴン証券取引所(YSX)上場企業の毎日の株取引を許可するインストラクションを発行した。
インストラクションに従い、証券会社は現在、外国為替管理規制に基づき居住及び非居住の外国人からの申請を受け取ることができる。
外国人所有権を制御するために、YSXは、各上場企業が許可する外国人所有権の割合をSECMに提出し、上場企業のため外国人所有権比率の更新、記録日に基づく外国人所有権の認識をSECMに報告し、外国人所有権が上場企業により指定される額を超える場合、余剰額を保有するため証券会社との間で合意書を締結し、外国人所有権が上場企業により指定された額を超える場合、議決権を付与しないことについて上場企業との間で合意書を締結しなければならない。
YSXは売買された株式の総額、居住、非居住それぞれの外国人により保有される株式の発行総額についてSECMに毎月報告しなければならない。
毎日の株式取引のために国内又は国外に持ち込まれる資本に関して、投資家は外国為替管理規制及びミャンマー中央銀行の指令に従う必要がある。
「近隣諸国及び地域での証券市場の発展及び外国の参入を見ると、外国の参入が市場の発展に影響を与えている」とYSXシニアエグゼクティブマネージャーThet Tun Oo氏は述べた。
「現在、私たちは外国人投資家を市場に参加するよう招待している。同時に、国内の公開会社がYSXに上場するよう奨励する準備も必要であるとThet Tun Oo氏は述べた。
「現時点では多くの企業が上場していなくとも、ミャンマーの上場企業の株取引に関心を持つ外国人投資家がいる」とSECMメンバーであるHtay Chun氏は述べた。
現地証券取引所には現在6社が上場している:First Myanmar Investment、Myanmar Thilawa SEZ Holdings、Myanmar Citizens Bank、First Private Bank、TMH Telecom、Ever Flow River
加えて、YSXは更なる取引を許可するため、3月26日から、現在の1日4回から1日7回の注文マッチングを導入する予定である。
(Myanmar Times 2020年3月9日版 第4面より)