ミャンマーはスチールと鉄の基準を設定する

  • 2020年 6月 08日

ミャンマーは現地で製造及び輸入されたスチール及び鉄の品質を保証するための基準を近日設定すると上級職員は述べた。
計画・財務・工業省下のNo.1 Heavy Industries Enterpriseの代表取締役Kan Chun氏は、基準は異形棒鋼、3種類の熱間圧延鋼板、1種類の冷間圧延鋼板の基準を今年公開すると述べた。
「ミャンマーはアセアンの中で唯一、鉄及びスチールの基準がない国である」と彼はマンダレーで開催された金属産業に関する最近のフォーラムで話した。
「これら基準は他国から輸入された鉄及びスチールの品質を保証するのに大いに役立つ。現地の製造業者が懸念している競争力が、妨げられる可能性がある」と彼は付け加えた。
鉄及びスチールの需要は毎年、都市の発展と拡大に伴い増加している。商業省によると、2017-2018年度に国は鉄及びスチール132万5,000トンを輸入している。
鉄及びスチールの実業家Sit Tine Aung氏は、政府が助成している輸入製品と競争する現地産業の能力について懸念を表明した。
「私たちは中国を大いに恐れている。中国政府は電気等、人々が必要なものすべてを与えている」と彼は述べた。「これらの生産コストと競争することは、私たちにとって非常に困難である」。
2013年から2018年までで、ミャンマーは年間で35,000トンの鉄及びスチール原料を生産してきた。
2018年には、未加工及び完成品の鉄及びスチール製品を200万トン以上輸入している。
鉄及びスチールの国内消費は2016年の180万トンから着実に増加しており、2025年には500万トンを超えると予想される。
ミャンマースチール及び鉄協会の書記官Aye Thida氏は、生産方針もまた策定されるべきだと述べた。
「現在の消費量は1人当たり58㎏である。私たちは鉄及びスチールの必要量に応じて生産又は輸入かどうかを判断しなければならない」と彼は述べた。
「例えば、中国は5億トンの国内需要を満たすため8億から8億5,000万トン生産しているため、3億5,000万トンは輸出される」と彼は付け加えた。
ミャンマーは年間、ビレットラウンジ400,000トン、スチールローリング600,000トン、めっき鋼500,000トンを生産している。
(Myanmar Times 2020年2月7日版 第7面より)