IKBZ Insurance社は2019年9月17日、保険事業規制委員会(IBRB)の規制に準拠した、生命保険商品に完全に特化した新しい保険会社であるIKBZ Lifeの立ち上げを発表した。
IKBZ Insuranceは、7月31日に日本の保険会社である三井住友海上火災保険株式会社との合弁事業を運営する為の予備承認を取得した損害保険会社である。最終承認は早ければ10月4日に予定されている。
IKBZ Insuranceは損害保険商品を提供し、IKBZ LIFEがグループ健康保険、長期終身保険、教育貯蓄プランなどの生命保険に関する商品に焦点を当てる。
「別法人を設立することにより、政府の要件を遵守するだけでなく、潜在顧客向けのサービスも簡素化している。生命保険に関心のある顧客には彼らのサポートを専門とするIKB LIFEが、資産を保護しようとする顧客には引き続きIKBZ Insuranceが保険を提供する」とIKBZ Insuranceの副会長であるNyo Myint氏は述べている。
この再編により、両社は専門化と革新化の機会が著しく増え、各々が特定の顧客を対象に適切な製品を提供することができるようになる。
潜在顧客の間で保険についての理解が困難であることはビジネスにとって最大の障害であると、、IKBZ Insuranceが最近実施した調査の結果から明らかになった。
ミャンマーの保険業界は今後10年間で指数関数的に成長すると予想され、国内総生産(GDP)の地域平均5%に匹敵する規模に達すると予想される。ミャンマーの保険普及率は現在わずか0.1%である。
外国の競合他社に対して保険市場が開放されたことにより、潜在顧客はより多くの選択ができるようになるが、それはまた、選択肢について充分な情報を顧客に提供する為に、より多くのことがなされなければならないということを意味するとNyo Myint氏は述べた。
IKBZ Insuranceによると、市場が成熟するにつれて、より消費者重視の商品が開発され、市場占有率の争いが激化することが予想される。
(Myanmar Times 2019年9月19日版 第4面より)