2020年にミャンマーでの販売を開始するトヨタのディーラーNEZAS

  • 2019年 8月 29日

トヨタ自動車のディーラーであるNEZASホールディングスは、2020年初めにヤンゴンに店舗をオープンする予定だ。トヨタ系自動車販売グループはミャンマー初進出となる。
ミャンマーの商業中心地の北部にあるマヤンゴン郡区にショールームを建設中だと同社の広報担当が6月21日に語った。
NEZASとミャンマーの多角経営グループであるHinthar Group Holdingsは、販売代理店を運営するためにHinthar NEZAS Co.,Ltd.を設立した。インドネシア、日本及びタイから輸入されたモデルを販売し、メンテナンスサービスを提供すると同社の広報担当は述べた。
この合弁事業の資本金は390万米ドルである。Hinthar社が60%を所有し、東京の北にある栃木県宇都宮市に本拠地を置くNEZASが40%を所有する。
トヨタは現在、2社の正規ディーラーを介してミャンマーで自動車を販売しており、1社は日本の大手商社である三井物産、もう1社はトヨタの貿易セクターである豊田通商によって設立された。
ミャンマーの新車販売市場では、2013年に現地生産を開始した日本のスズキ自動車が60%近くのシェアを持ち、2018年には1万330台を販売したが、ミャンマー自動車協会によると2位のトヨタは3,017台を販売した。
トヨタは、ミャンマーでは初の自動車生産会社としてToyota Myanmar Co., Ltd.(TMY)を設立し、2021年2月からHiluxを現地生産すると5月30日に発表した。
トヨタは現在、Hilux、Vios、Rushなどの車両を輸入に頼ってミャンマーで販売しているが、2019年6月にヤンゴンのティラワ経済特区にTMYを設立する予定だ。
投資額は5,260万ドルになると見込まれる。セミノックダウン方式で約2,500台のHilux車を組み立て、約130名の労働者を雇用する予定だ。
トヨタはTMYの85%の株式を保有し、その貿易セクターである豊田通商が残りの15%を保有する。
(Myanmar Times 2019年6月25日 第5面より)